塾の選び方

塾の費用はいくら? 月謝以外も含めた「年間の総額」で考える

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年間230,385円。文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度)で示された、公立中学校に通う子ども1人あたりの「学習塾費」の平均額です。この平均には塾に通っていない家庭(支出0円)も含まれており、学習塾費を支出した家庭だけで見ると、平均は約34万9千円になります。

区分公立中学校私立中学校
学習塾費(全体の平均)230,385円168,058円
学習塾費を支出した者の平均約34万9千円約32万8千円
出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(令和6年12月公表、令和8年1月16日に数値訂正。表は訂正後の数値)。いずれも年額。

同じ調査で公立中学校の学習塾費を学年別に見ると、1年生は133,647円、2年生は213,759円、3年生は341,220円と、学年が上がるにつれて増え、3年生は1年生の2倍を超えています。

ただし、これは全国の平均値です。地域、学年、指導の形式、受講する教科の数によって実際の金額は大きく変わります。北摂の塾がこの金額に近いという意味ではありませんので、「家計の目安を考えるときの参考」として受け止めてください。大切なのは平均との比較よりも、検討している塾でわが家の場合は年間いくらになるかを把握することです。

1年間でかかる費用を、項目ごとに分けてみる

塾の費用は「月謝×12か月」では収まりません。年間で見ると、次のような項目が加わることがあります。金額や名称は塾によって異なるため、ここでは「いつ・何のために」かかるのかと、確認しておきたい点をまとめました。

項目かかる時期確認しておきたいこと
月謝(授業料)毎月1回の時間と月の回数。教科数や学年が変わると金額が変わるか
入塾金入塾時(1回)免除・割引がある場合の条件(期間、一定期間の継続が必要か)
教材費入塾時・年度初め・学期ごと年に何回請求されるか。学校の教科書に合った教材か
季節講習(春・夏・冬)長期休みの前任意か原則参加か。受講するコマ数を相談できるか
テスト対策・受験対策講座定期テスト前、受験学年の秋以降など通常授業に含まれるのか、別料金なのか
模試・テスト代年に数回塾内テストと外部模試の違い。受験が必須かどうか
施設費・管理費・システム費など毎月、または半年・1年ごと月謝に含まれているのか、別に請求されるのか
その他随時追加授業や振替の料金、途中でやめるときの精算方法

見落としやすいのは季節講習と受験対策の講座です。先ほどの学年別の数字からも分かるように、受験学年に近づくほど塾にかかる費用は増える傾向があります。中1・中2の時点で塾を選ぶ場合も、中3の1年間にどのくらいかかりそうかを最初に聞いておくと、後から慌てずに済みます。

「実質の月額」に直して比べる

複数の塾を比べるときは、月謝の金額ではなく、1年間に払う合計を出してから12で割った「実質の月額」で比べると違いが見えやすくなります。計算の手順は次のとおりです。

  1. 月謝×通う月数(年度の途中で金額が変わる場合は分けて計算)
  2. 入塾金・初回の教材費など、一度だけかかる費用
  3. 春・夏・冬の講習費(受ける予定のコマ数で計算)
  4. 模試・テスト代、施設費など、定期的にかかる費用
  5. 1〜4の合計を12で割る

この方法で比べると、月謝が安く見えた塾が講習費を含めると年間では高くなる、またはその逆、ということが起こり得ます。比べる塾が複数あるときは、項目を縦に、塾を横に並べた簡単な表を自分で作り、分からない欄は「要確認」として残しておくと、次の問い合わせで何を聞けばよいかがはっきりします。あわせて、送迎のガソリン代や交通費、塾のある日の夕食代など、家庭側でかかる費用も家計の中では無視できません。

見積もりを取るときの注意点

  • 書面でもらう:口頭の説明だけでは比較が難しくなります。項目ごとの内訳が書かれた見積もりや料金表をもらいましょう。
  • 受験学年までの見通しを聞く:学年が上がったときの月謝と、受験学年の講習費の目安も確認しておきます。
  • 税込か税抜かをそろえる:塾によって表示が異なる場合があります。
  • 「必須」と「任意」を分けてもらう:講習や模試がどちらに当たるかで総額が大きく変わります。
  • 割引の条件と期間を確認する:きょうだい割引や入塾時期の特典は、適用される期間や条件を書面で確かめます。
  • やめるときのルールを聞く:休会・退塾の申し出期限や、前払いした費用の精算方法を契約前に確認しておくと安心です。

「払える額」と「必要な内容」の両方から考える

費用だけで選ぶと必要な指導が足りなくなり、内容だけで選ぶと家計が続かなくなることがあります。たとえば、定期テスト対策や基礎固めが目的なら、教科や回数を絞り、講習も必要な分だけ受ける組み方が考えられます。受験学年で講習をしっかり受ける予定なら、その年の総額を早めに把握し、ほかの支出との兼ね合いを家族で話し合っておくのがおすすめです。年間の総額を同じ物差しで並べてみると、わが家に合う塾が選びやすくなります。

この記事は、豊中市で学習塾を運営する会社が運営する「塾サーチ!」が作成しました。統計の数値は出典元の公表資料をご確認ください。

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