塾の選び方

今の塾は続けたまま足りない部分を補うには? 併用の組み合わせと注意点

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「今の塾の雰囲気は本人も気に入っているし、変えるつもりはない。でも、数学だけがどうしても伸び悩んでいる」。「集団授業にはついていけているけれど、聞きたいことを聞ききれないまま帰ってくるようだ」。

塾を替えるほどではないけれど、何かが足りない。そんなときの選択肢の一つが「併用」です。今の塾を続けながら、足りない部分だけを別の方法で補う考え方です。この記事では、よくある組み合わせをケースごとに紹介し、併用で増える費用や負担についても整理します。

併用を考える前に:いま足りないのは「時間」「質問できる相手」「教材」「本人のやる気」のどれでしょうか。

足りないものによって、合う組み合わせは変わります。やる気や生活リズムが原因の場合は、学習の場を増やしても解決しにくいこともあります。この問いを頭に置いて、以下のケースを読んでみてください。

ケース1 集団塾+個別指導

たとえば、集団塾で5教科を受けているが、数学の特定の単元でつまずいて授業の進度についていけなくなっているケース。苦手な教科・単元だけを個別指導で補います。

合いやすい理由:集団塾のカリキュラムやクラスの仲間はそのままに、一対一やそれに近い形で「どこで分からなくなったのか」までさかのぼって教えてもらえます。

気をつけたい点:両方から宿題が出ると、量が多くなりすぎることがあります。また、個別指導が集団塾の先取りに追われると、肝心の苦手単元に戻る時間がなくなりがちです。個別指導側には「何を目的に通うのか」をはっきり伝え、集団塾のテキストや進度表を見せておくと、指導の重なりを防ぎやすくなります。

ケース2 塾+家庭教師

たとえば、塾の授業は理解できているのに、家で宿題や復習が進まず、テストで力を出し切れないケース。家庭教師には塾の宿題やテストの直しに付き添ってもらい、家庭学習の習慣づくりを任せます。

合いやすい理由:家での机の使い方やノートの整理など、塾の先生からは見えない部分に手が届きます。

気をつけたい点:家庭教師が独自の教材で新しい内容を教え始めると、塾の学習と二本立てになり、かえって負担が増えます。「塾の内容を定着させるのが役割」と最初に共有しておきましょう。

ケース3 季節講習だけ別の塾

たとえば、普段は定期テスト対策を中心とした塾に通っているが、受験学年の夏や冬だけ、入試問題の演習に力を入れた講習を別の塾で受けるケース。

合いやすい理由:普段の塾にない内容を、期間を区切って補えます。いつもと違う環境や、ほかの学校の生徒と一緒に学ぶことが刺激になる子もいます。

気をつけたい点:普段の塾で講習が「原則参加」になっている場合、受講しない扱いや費用がどうなるのかを先に確認が必要です。両方の講習を受けて日程が詰まりすぎないか、内容が重複していないかも見ておきましょう。講習だけの受講でも、入塾金や教材費がかかるかどうかは塾によって異なります。

ケース4 塾+学習アプリや通信教材

たとえば、英単語や計算など、繰り返しの練習量が足りていないケース。塾の授業はそのままに、すき間時間の反復練習だけをアプリや通信教材で補います。

気をつけたい点:手軽に始められる分、使わなくなっても気づきにくい組み合わせです。どの教材のどこをやるのかを塾の先生に相談しておくと、塾の学習とつながりやすくなります。

併用で増えるのは、費用だけではありません

組み合わせると、補えることが増える一方で、次のような負担も増えます。始める前に家族で確認しておきましょう。

  • 費用:月謝に加えて、入塾金や教材費、講習費が二重にかかることがあります。年間でいくら増えるのかを合計して考えます。
  • 時間:学校、部活、塾、もう一つの学習の場。1週間の予定を書き出し、睡眠や休みの時間が残るかを確かめます。
  • 情報の行き来:二つの指導先の先生同士が連絡を取り合うことは多くありません。進み具合やテスト範囲を伝える役割は、保護者が担うことになりがちです。
  • 子どもの疲れ:通う場所が増えると、やらされている感覚が強くなる子もいます。本人が納得しているかを確かめましょう。

また、併用を始めるときは「いつまで続けるか」を決めておくのがおすすめです。たとえば「次の定期テストまで」「この単元が終わるまで」と区切ると、効果を振り返りやすく、ずるずると続けて負担が膨らむのを防げます。

併用が合う子、一つに絞ったほうがよい子

併用が力を発揮しやすいのは、補いたい教科や単元がはっきりしていて、本人も「そこを何とかしたい」と思っている子です。目的が具体的なほど、二つ目の学習の場の役割も明確になります。

反対に、すでに予定が詰まっていて疲れが見える子や、何が分からないのか本人もまだ整理できていない子の場合は、学習の場を増やす前に、今の塾の先生に相談してみるのも一つの方法です。授業の受け方や宿題の量の調整、補習の有無など、今の塾の中で解決できることもあります。

塾サーチ!は、豊中市内で学習塾を運営している会社が運営しています。記事内のケースは一般的な例であり、特定の方の事例ではありません。

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